宮田汎さんは小学校時代に樺太から稚内に引き上げ、たまたま船上を拒否されたために命拾いをした経験をお持ちです。
その後、高校教師となり、あることが切っ掛けで、戦前の治安維持法犠牲者の調査と、国家賠償を求める運動に参加していきます。
200人近くが検挙された、北海道最初の治安維持法事件「集産党事件」の調査(書籍:さい北の青春にかけた人々)、旭川教育大学の生徒と先生が開いた絵の展示会を切っ掛けに20人近くが検挙された「生活図画事件」などをしらべました。
昨年は全国の「虐殺者名簿」を作成し、すべての国会議員に配布。いま、「獄死者名簿」の作成に努力されています。